こんにちは、Kジローです!
明日3/18~19に開かれる日銀の金融政策決定会合で「マイナス金利を解除する」のは、ほぼ確定的である。との記事を目にしました。
ではマイナス金利が解除されるとどんな事が起こるのでしょうか。
色々な情報を元に考えをまとめました。
日銀は賃金の上昇を伴う2%の物価上昇を目指してきましたが、今年の春闘で高水準の賃上げ回答が相次いだ為、「マイナス金利解除の見通しが立った」と見られています。
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マイナス金利とは
まずマイナス金利とは、民間銀行の日銀当座預金口座にあるお金に「-◯%」の金利を課す政策のことです。

簡単に言うと民間銀行はお金を預けているだけで「利息」がついてお金が減ってしまうのです。
そうすると、民間銀行は企業や私たちにお金を貸したり、投資に資金を回してマイナス分を補おうとするため、お金が世の中に出回ります。
なので商品が売れ、物価が上がることで「インフレ」状態になるのです。それを狙って日銀が導入したのがマイナス金利政策です。
マイナス金利解除で起こる影響
それではマイナス金利解除で起こる影響をまとめていきます。
住宅金利の上昇
低金利でお金を借りやすかった事から夢のマイホームなど購入された方もいると思います。
すでに固定金利で支払っている方は変わりませんが、変動金利の場合は支払いが増え家計のマイナス要素となります。
とはいえ、金利の上昇は消費にブレーキをかける事になりますので、すぐさま大幅な利上げをする可能性は低いと言われています。
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僕自身もこの本で知識を得たのですが初心者でもわかりやすく書いてくれてます▼
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預金の金利上昇
銀行に預けた場合は今までより利息が増えます。
バブル時代の利息と比べると微々たるものですが、それでも利息が増えるということはプラス要素となります。
株価下落
現状の金利であれば企業は低い金利でお金を借りて設備投資をします。
個人もお金を借りて家を買うなど消費が促される為、景気が良くなり株価が上がる要因 になると言われています。
今回は反対に金利が上がる為、株価が下落すると予想されています。
しかし、今後も緩和的な金融環境が続くという見通しと、株価には既に織り込み済みであるとの推測から、下落幅は限定的であると見の声が散見されます。
為替は円高ドル安
お金は、常に有利な投資先・運用先を探しています。
今回、金利が上昇することで円の比率を増やそうと円を買う動きが強まると、為替は「円高ドル安」になる可能性があります。
為替の知識についてはこちらの本が非常に参考になります▼
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金利上昇で恩恵を受ける企業
日本株で恩恵を受けると思われる業種についてまとめました。
銀行関連
景気回復を受けて金利が上昇すると、貸し出し金利も上昇し金利収入が増えます。
保険関連
生命保険会社や損害保険会社などは顧客からお金を集めて、まとめて運用します。
そして顧客の入院や死亡の生命保険、事故などの損害保険の支払いに時に充てるビジネスモデルです。
金利が上昇することで運用成績向上に繋がる可能性があります。

2023年10月27日には生命保険大手10社の資産運用計画が出そろっており、7/10社は金利が上昇すると見込み償還期間20~40年の超長期国債を中心に国内債券での運用を増やすとしています。
国債についてはこちらの本が参考になります▼
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まとめ
いかがでしたか?
今回はマイナス金利解除で起こる影響について記事にしました。
メリット、デメリットなどありましたがご自身の生活、又は投資の判断に役立てもらえればと思います。
本日もご覧いただき、ありがとうございました!